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HERMANN KAUFMANN 「WOOD WORKS」 at 東工大
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 東京工業大学100年記念館 (1987) 設計:篠原一男

台風が午前中で通り過ぎたため、午後は晴れ、東工大にいくことができました!
講演会の1時間半前に到着キャンパスを歩いてみました。

東工大・安田研の東京工業大学本館前プロムナードには近くの子連れのお母さんや授業終わりの学生らで賑わっていて、4年生の時にやった大学をマチに開くといった設計課題を思い出しました。
東工大のキャンパスは敷地内に起伏があるため、斜面の芝生に寝転がる人がいたり楽しそうな雰囲気でした~

今回の講演会は東北芸術大学の教授・みかんぐみの竹内さんが地方だからできることの一つに木の建築ということで、オースリア人建築家・カウフマンさんを呼んだのこと。
講演会はというと、木の建築の可能性・良さを科学的に実証するというプレゼンでした。
伝統をまねるのではなく、いいところを継承しながら建築をつくるという現代建築が抱える問題についても話されたいた。

内容は、構造、設備の制約から建築の形が決まっていくということ。(もちろん、全てではないが。)
説明されたプロジェクトは、主に住宅であり、オーストリアのパッシブハウスの基準を満たすため、つくる段階と使う段階両方とものCO2排出量を少なくするたけにどうするかということ。
1つには施工期間をどれだけ短くできるかということ。そのために自分たちで工法を開発し、工場で壁一面をつくり、現場では組み立てるだけとい手法。軸組工法では厳しそうだ。
他にも、断熱材を35mm入れるらしい。あと、窓は三枚ガラス・・・
僕は断熱材の35mmのすごさは分からないが、会場の人は「おぉ~~」といった反応。
プレゼンでは施工期間短縮、断熱層を厚くとることで、つくる時、使う時におけるCO2が削減できたらしい。
あと、緯度高いオーストリアでは、ソーラーパネルは日射量が少なく効果的でなかったらしい。

あと、面白かったことでは、オーストリアでは大工(日本で言う工務店か?)は自分たちで自分たちの技術を駆使した、工場をつくるらしい。しかもかっこいい。その工場が自分たちの広告として作用しているらしい。
写真がないのが残念。

カウフマンさんはドイツ語でプレゼンしていたのだが、楽しそうな雰囲気は伝わってきた。
通訳の方もニュアンスで相当困難な仕事だったろうけど、おつかれさまでした。

オーストリアに木と闘う建築家がいる。
少し内田先生とだぶって見えました。

僕も頑張ろう。
by ashigaru_7 | 2009-10-09 17:10 | diary
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